製品の設計段階で作成される3D/CADデータを利用し、デジタル手順書を作成しています。3Dデータと、機能ごとに分けられた開発BOMを、組立作業レベルに分解し、工程設計用に情報を編集し直します。それをもとに、製造現場の端末で見ることのできるデジタル手順書や、部品を作業単位ごとに現場に届ける「配膳出庫」リストを作成しています。
開発から製造まで一気通貫なメリットを生かし、新製品の素早い生産立ち上げや、ものづくり全体の流れを改善しています。
ミクロン単位の精度を必要とする部品の組立や調整は、作業者の熟練はもちろんのこと、位置決め・調整治具の工夫が不可欠です。生産形態や要求品質に合わせ、多くの治工具・各種チェッカーを生産技術部門で内製しています。
「ものづくり」教育として、定期的にものづくり発表会を開催しています。発表会では、モーションマインドの理論、手法、思想をベースとして取り組んだ実践的な作業改善の事例が発表されます。
会社全体が「現場」という考えの下、作業場のレイアウトから部品配膳、作業計画・指示方法、在庫低減、品質から生産効率など、製造部門だけでなく、事務管理部門も一丸となって総合的に活動しています。
JUKI産機テクノロジーは、通常の購買活動に加え、自社の各工場やJUKIグループ内での「内製化」という選択肢がある点が大きな特徴です。当社の多種多様なメカトロ製品には数万種類のパーツ類が使用されており、電子部品・鋳物部品等多岐に渡る業種が調達対象になります。
それぞれの分野に精通した担当者が、内製化も含めた選択肢から、より効果的な調達先を選択。国内・海外約300社のお取引先との緊密な協力関係の下、日々資材調達活動に励んでおります。